私はけっこう野生動物に遭遇しています。
野生動物で怖いのはやはりクマですかね。
広島はここのところツキノワグマの出没地がかなり南下してるようで、目撃情報も多いです。
広島県民の森にて
広島県民の森は広島でも人気の山で、初心者から経験者まで入山する人は多いです。
それでも一番、野生動物に遭遇しています。
何かの動物が背後を走り抜けた
私の最初の動物遭遇体験がこれです。
正確には姿を見てないのですが、比婆山から池の段に向かう道中、何か大きめの動物が私の背後を走り抜けていきました。
すごい大きな足音で、瞬間的に「オットコヌシ様?(byもののけ姫)」と思ったのを覚えてます(笑)
足音からして、クマかイノシシか…。あっという間に森の中に走り去っていきました。
そのあと近くから犬の吠える声がしたので、何かの動物が追われたかして逃げていったのでしょうか?
タイミングが悪かったら突進されてた可能性があり、また初めてのことだったのでかなりビビりました。
何かの動物に唸られた
これも姿は見てないのですが、登山中に何かの動物に唸られたことがあります。
土曜日、また早朝から登り始めたので、まだ他の登山者はいませんでした。
毛無山の山頂を独り占めして気分よく出雲峠に向かう途中でした。
突然、グルルという唸り声が聞こえ、登山道脇の藪でガサガサと何かが動きまわる音がします。
音が大きかったので、おそらくイノシシかクマかだと思います。
怖いのは、唸ってくるということはこちらに敵意を持っているということで、下手に動いたら向かってくる可能性もあります。
いつ藪から飛び出してくるかとドキドキしながら立ち止まってじっとしていたら、その動物は唸りながら遠ざかっていきました。
正直、山行を中止しようかと思いましたが、もう山の中に入っていたので、引き返しても一緒だなと思って続けました。
ついに登山中、クマに遭遇した
実はひろしま県民の森では、親子クマにも遭遇してます。
その年はツキノワグマの出没年で、県民の森にも出たという情報は知っていましたが。
出雲峠から烏帽子山に向かう登りでのこと。以前も動物の気配を感じたことのある場所でした。
パキパキという枝を踏む音がしたので、あれ?と思って前方をよく見ると何やら黒っぽい動物大きいのと小さいのが2匹。
最初はまさかクマのわけないと思ったのですが、イノシシにしては歩き方が違うし、子供一匹おるし、えぇぇぇ?クマなん??と軽くパニック。
とにかく刺激しないように固まってました。
気分はガラスの仮面のマヤ「わたしは木!!」ってな感じ。
向こうが先に気づいて、登山道から逸れた道に逃げていってくれたので良かったです。
でも子連れだったので、突如、親クマのスイッチが入って向かってくるのではないかと、ドキドキしながら見送りました。
もう5分くらい早かったらバッティングしてたかも知れず、肝を冷やしましたね。
中国山地を登るのにクマ問題は避けられない
以上がクマ(かもしれないを含むけど)遭遇体験です。
不思議なことに私は西中国山地では目撃どころか、気配もあまり感じたことはありません。木に爪痕はたまに見ますけど、古いものが多いです。
何かの動物の気配しても、小さい感じです。
広島では西中国山地のほうがツキノワグマの本拠地だと思うのですけどね。
今までの山行ではツキノワグマ以外にも、鹿や猿、イノシシなどにも遭遇してます。
やはり単独で山に入ると動物にも気づかれにくいんですかね。
こういうことが何度かあって、どんな低山でも鈴とストックを持ち歩くようになりました。
ストックは武器ですね(笑)
まぁ実際、役に立つかどうかは分かりませんけど、自分の勇気と保険のために持つようにしてます。